最近ハマっているごはん。蒸しでAGE対策

AGEという言葉をご存じでしょうか。これはAdvanceⅾ Glycation End Productsの略語で終末糖化産物を意味します。この物質が体内に溜まれば溜まるほど老化が促進されるため、できれば避けたい物質です。

ではどうすれば避けられるのか、そのひとつに調理法の工夫があります。AGEは低い方から生→ゆでる・蒸す→煮る→焼く→揚げる順に増えるため、高温調理よりも低温調理の方が断然AGEの量を増やさないで済むんです。また、肉は油を加えて炒めると大幅にAGEが増加します。なので、ここのところ、油を使わずに、蒸して調理するようにしています。

といっても、蒸し器は使いません。我が家がしているのはフライパンに野菜を敷き、切った肉をのせ、少量の水を加えて蓋をして火が通るまで加熱するというもの。

例えばこのときはトマト、玉ねぎ、にんにくの上に塩麹と酒をもみこんだ鶏むね肉で作ってみました。

フライパンひとつでできるし、肉も野菜も一緒に摂れて一石二鳥!

肉だけではない、魚も同様に調理できます。例えばこれは鰆をキャベツ、玉ねぎ、じゃがいも、にんにくと一緒に蒸したもの。さらにここに高野豆腐も足してみました。

高野豆腐は水で数分戻してから小さく切っただけですが、他の具材の旨味を吸収し、塩をパラパラ振りかけるだけでとても美味しい!型崩れもしないし、ボリュームも出ます。高野豆腐は栄養豊富ですが、少し使いずらい。でもこれなら手軽に使えます。なんていいことを思いついたんだろう、とみっちみちに栄養の詰まった高野豆腐を食べながらひとりとても幸せな気分になりました。

そんなわけで、決まったレシピもなく、ただ家にあるものをその日の気分に合わせて調味料を変えるだけの、とっても簡単でラクな調理法を導入したことによって、ますます私のズボラ度は上がっていくことになりそうです(笑)楽すればするほどヘルシーって控え目に言って最高~!

理想のマフィンがついにできた?!

これまで自分好みの脂質控え目の米粉のマフィンが作れないかなと試行錯誤をしていたのですが、ついにできたかな?と思うので、レシピをお披露目したいと思います!

米粉のマフィン

材料

  • 米粉(製菓用ミズホチカラまたは共立の米の粉)・・・90g
  • おからパウダー(微粉・通常タイプどちらでも)・・・10g
  • 砂糖・・・30g
  • ベーキングパウダー・・・3g
  • 清水マンナン・・・小さじ1/8
  • 豆乳(お好きなミルク)・・・120g
  • 油・・・大さじ1/2~1

作り方

  1. ボウルに粉類(米粉、おからパウダー、砂糖、ベーキングパウダー、清水マンナン)を入れて泡だて器でよく混ぜる
  2. 豆乳と油を加える
  3. マフィンカップに入れて170℃に余熱したオーブンで20分焼く

ちなみに米粉とおからパウダーの割合を米粉85g、おからパウダー15gにするともう少しもちっと感が軽減します。まだやったことはないけれど、米粉87gおからパウダー13gくらいがバランスがいいのかも。よりしっとりさせたい場合は油大さじ1で、できるだけ油は控えめにしたいなら油大さじ1/2がおすすめです。

米粉を使い脂質控え目にしようとしたら、どうしても餅感が強く出てしまっていたのですが、今回蒟蒻粉(清水マンナン)を使うことによって脂質控え目でもふんわり膨らみ、餅感もかなり軽減されたマフィンを作ることができました。

レシピを作るにあたって、油脂をできるだけ控えめにすることの他、こだわったことがもう2つあります。ひとつはできるだけ手に入りやすく安価な材料で作れること、もうひとつはできるだけ手間なく簡単に作れること。今回、蒟蒻粉という特殊な材料を使ってはいるものの、それ以外はスーパーで簡単に手に入ります。そして混ぜて焼くだけと、材料も工程もとってもシンプルなものに仕上がりました。

それからもうひとつ、卵ありのバージョンも作ってみました。それがこちら。

材料

  • 米粉(製菓用ミズホチカラまたは共立の米の粉)・・・100g
  • 砂糖・・・30g
  • ベーキングパウダー・・・2~3g
  • 清水マンナン・・・小さじ1/8
  • 卵・・・1個
  • 豆乳・・・60g
  • 油・・・大さじ1/2~1

作り方

  1. ボウルに米粉、砂糖、ベーキングパウダー、清水マンナンを入れて泡だて器でよく混ぜる
  2. 卵を割り入れ、豆乳と油を加えて混ぜる
  3. マフィンカップに入れて170℃に余熱したオーブンで20分焼く

正直にいって、私はこの卵あり、油大さじ1/2バージョンが1番気に入っています。けれど、卵がないときだってあるし、たまにちょっといつもとは違う風に作りたいという気分になることだってありますよね。そんなとき、少し材料を変えるだけで作ることができちゃいます!こんな風に融通が利くレシピなのも私としてはとても気に入っています。

もちろん、このマフィンを気に入る人もいれば、そうでない人もいらっしゃるかと思いますが、面倒なことをしたくないけどヘルシーなものを食べたい私にとってはとっても嬉しいレシピ。同じように悩んでいる人の助けになることがあるかもしれないと思い、載せてみました(^^)

ハーバード大学式いのちの野菜スープ、我が家を救う

毎日十分な量の野菜を食べたいと思っていました。でも忙しいとなかなか難しいんですよね。元々味噌汁を食べる習慣はあったので、たっぷりの味噌汁を作り置きするということも考えたのですが、大量の味噌汁を作るということはすなわちその分多くの味噌を使わなければならないということ。それもそれで塩分量が気になり躊躇していました。

ハーバード大学式いのちの野菜スープの存在を知ったのはそんなときのことです。調味料は何もいらない、ただキャベツ、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃの4つの野菜を切り、たっぷりの水で20分煮るだけ、それでOK。普通ならえ~?絶対美味しくないじゃん!となるけれど、何しろ名前がカッコいい。それにお医者さまが考案されているというのが説得力マシマシ。そう、これは調味料を入れ忘れた野菜の味なし汁ではないのですぞ!

というわけで、さっそくこのスープを我が家の食卓に取り入れることにしました。最初はちょうどどの野菜も家にあったということもあり、その通りに作っていましたが、段々とアレンジして作るように。基本的にキャベツ、玉ねぎ、にんじんはレギュラーメンバーですが、かぼちゃは時期によって手に入りにくいため、別の野菜に置き換わることも多いです。それからたまたま梅干しを入れたらほんのりと酸味と塩味がついてとても美味しかったので、梅干しを入れることも多くなりました。

こんな風にして、我が家は毎朝なんでもいいから800gの野菜でスープを作り、朝はそのままで、昼は在宅勤務の夫の昼食に、夜は少しの出汁を加えて味噌汁にして食べるという習慣ができました。ちなみに私も以前はスープジャーで持って行っていたのですが、あるときスープジャーなしの弁当にしたら、荷物が嵩張らず、洗い物もラクだったので、それからはやめてしまいました。どうしようもないズボラ人間ですね……。

朝作った野菜スープは、時間がたつと旨味が溶け出してきて、夜にはとびきり美味しい味噌汁ができあがります。こどもも以前ほど味噌汁を嫌がらずに食べるようになりました。それから後で知ったのですが、副腎から分泌されるアルドステロンという血圧を上げるホルモンは、夜より朝に多く分泌されます。そのため朝食には塩分控えめのそのままで、夕食には味噌と出汁を加えて味噌汁でいただくというこのスタイルは血圧にもちょうどいいようです。

いいことはこれだけではありません。朝仕込んでおけば、夕食のおかずがすぐに一品出来上がるというのは本当に助かります。特に我が家は夫がよく食べるので、汁物があるのとないのとでは満足度やボリュームが全然違います。夕食はできるだけヘルシーにいきたいところ。そこに野菜たっぷりでボリュームもある料理があるのはとても嬉しいですよね。何も作る時間も気力もない時は豚肉を入れて豚汁にして済ますこともできるし、ルーを入れればあっという間に野菜の旨味たっぷりのカレーやシチューが完成しちゃいます。

朝もスープを飲むことで身体がとても温まるんです。一度寒い冬の日にスープを飲まずに出かけたら、1日中身体が冷えて冷えて、飲まずに出かけたことを非常に後悔したことがありました。野菜の栄養だけではない、スープを飲む、ということ自体にも価値があるのだと思い知らされた出来事でした。スープがないと身体の調子が狂う感じがするのは気のせいではないのではないかしら。

そういうわけで、私はハーバード大学式いのちの野菜スープに救われ、これからもずっと救ってもらうつもりでいます。滋味深いけれど軽やかなその味に、いつも、別に、これでいいんだよって、励ましてもらいながら。

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