AGE値とは?調理法で老化物質はこんなに増える!
AGEはもともとほぼすべての食材に含まれ、単位はkU(キロユニット)で表されます。数値が低いほどAGEが少ない=老化物質が溜まりにくく、高いほどAGEが多い=老化物質が溜まりやすくなります。何の食材がどれだけAGEを含むのかについてはこちらに詳しいリストが載っています。Advanced Glycation End Products in Foods and a Practical Guide to Their Reduction in the Diet
この表を見てわかるように、例えば牛ステーキ肉は
生 | レンジで6分加熱する | 直火で4分焼く (177℃) | オーブンで焼く(225℃) | オリーブ油でフライパンで焼く(177℃) |
800 | 2687 | 7416 | 7479 | 10058 |
といったように、調理方法によって数値が大きく異なってきます。
一方日本でAGE研究の第一人者である山岸晶一先生は、exAGE(イーエックスエージーイー)という単位を使っていらっしゃいます。これは、私たちが食事(外)から取り入れる食事由来(外因性)のAGEに絞った数値で、上記のUribarri先生らの数値とは多少違いがあります。が、共通していえるのは、高温・乾燥・油脂の多い調理法はAGEを大幅に増やすということです。(詳しくはAGE研究協会公式サイトを読むとよくわかります!私もとても参考にしています)
また、高血糖の状態も体内でAGEを作り出す原因になります。そのため、血糖値を上げすぎないことも大事なポイントです。ちなみに血糖値の上がりやすさを示す指標にはGI値(グリセミックインデックス)が用いられることが一般的です。高GIよりも低GIの食材を摂る、炭水化物の前に野菜やたんぱく質を食べる、といった工夫で血糖値の急上昇を抑えることができます。
というわけで、AGEをできるだけ増やさないようにするには、
- 炒める・焼く・揚げる乾熱調理よりも、ゆでる・蒸すなどの水を使った湿熱調理をする!
- 油脂類(チーズ含め)・加工食品・加工肉を摂りすぎない!(ウインナーとかもAGEめっちゃ高いんです……)
→外からのAGE対策
- 血糖値を上げすぎない!
→体内でのAGE対策
ということが大事です。
ただ、これさえ守れば、山岸先生が提唱されている1日のexAGE摂取目安である15000exAGEをクリアするのはそんなに難しくないのではないかと思います。ちなみに私のレシピは自分での推定になりますが、大体一人当たり1000exAGE以下を目標としています。
低AGE・低GIを意識して、きれいを育てていきましょう♪
※以上、私が疑問に思ったことを調べて掲載させていただきましたが、もし間違っている点がありましたらご指摘くださいませ。
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